SERPENT miniを3D-CADで本気で描いた③
ウィッキングについて
先日PICOとSERPENT miniを買ってビルドデビューしました。まずはSERPENT miniのリキッドホールです。今日は生意気にレンダリングしましたが見づらいですねw次は止めときます。ちなみに左図の透明部品はガラスチューブじゃなくてチムニーです。
リキッドホールは右図、左手前の半円径の溝にコットンを垂らしてリキッドを吸い上げる構造ですが、私にはウィッキングが難しくて、すぐドライヒットしてしまいます。対策として ①PG比率の多いリキッドにする ②コットンをほどよく詰める と言うのは知っていますが、どういう理屈なのでしょう。今日はウィッキングについて初心者なりに考えてみました。
①PGの比率の多いリキッドにする
コットンは毛管現象でリキッドを吸い上げます。この吸い上げパワーが強ければドライヒットしにくいのでしょう。下は毛管現象の「吸い上げパワーZ」を表す式でリキッドの比重を小さくして、管を細くすればガンガン吸い上げるよ!と書いてあります。比重はざっくりPGが1.04、VGが1.26。なのでPG比率を増やせば良いというのは理に叶っていますね。
②コットンをほどよく詰める
上の式には管を細くすればガンガン吸いあげるよ!って書いてありました。ではコットンをギチギチにして隙間を狭くすればドライヒットしないのか?と言うと違います。むしろドライヒットしますよね。ほどよく詰めるというのは、おそらくリキッド保持量を多くする為の工夫でしょう。ふんわりコットンでたっぷりリキッドを保持してドライヒットを防ぐ、でもスカスカコットンだと吸い上げパワーZが足りずドライヒットしてしまう。この微妙な塩梅を「ほどよく」と表現しているのだと思います。
以上、私なりに納得しました。
実はフリーの3D流体解析ソフトが無くて、場繋ぎにウィッキング記事なんぞ書いております。2Dなら有るけどどうすっかなぁ・・・
それでは最後まで読んでくれてありがとうございます。皆様おやすみなさい。